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『東京芸術大学百年史』は、本学創立百周年記念事業の一環として編纂されました。音楽学部では、昭和62年から平成16年にかけて『東京音楽学校篇』2巻、『音楽学部篇』1巻、『演奏会篇』3巻を刊行しました。このたび『東京音楽学校篇』第1巻のPDF複写版を公開しましたので、ぜひご活用ください。
“※公開にあたり公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団および株式会社音楽之友社に許諾をいただきました。
記して感謝申し上げます。”

東京音楽学校篇 第1巻(財団法人芸術研究振興財団/東京芸術大学百年史刊行委員会編、音楽之友社、昭和62年)
第1巻全体のPDFはこちら (236MB)

東京音楽学校篇 第2巻(財団法人芸術研究振興財団/東京芸術大学百年史刊行委員会編、音楽之友社、平成15年)
第2巻全体のPDFはこちら (1780MB)

第一巻

第一巻(PDFリンク) ページ
中表紙
口絵
ごあいさつ
東京芸術大学百年史刊行にあたって
まえがき
凡例
目次
年譜——音楽取調掛から明治時代の東京音楽学校(明治十二年~四十五年)—— 1
第一章 音楽取調掛 明治十二年~二十年(一八七九~一八八七) 9
第一節 伊澤修二の「音楽伝習所」(仮称)創設の構想 11
   一 『学制』頒布と伊澤修二のアメリカ留学 11
   二 伊澤修二の文部省への働きかけ 13
   (一)「学校唱歌ニ用フベキ音楽取調ノ事業ニ着手スベキ、在米国目賀田種太郎、伊澤修二ノ見込書」 14
   (二)目賀田種太郎「我公学ニ唱歌ノ課ヲ興スベキ仕方ニ付私ノ見込」 15
   (三)「唱歌法取調書」伊澤修二 18
   (四)「音学伝習所創設議案」 20
   (五)「L・W・メーソンと目賀田種太郎との条約書」英文・和文 22
       メーソン壮行会におけるフィルブリッキの演説(訳文) 25
第二節 音楽取調掛の事業 29
   一 音楽取調掛の創置 29
       本郷文部省用地内第十六番館 音楽取調掛室内配置図 31
   二 音楽取調掛の整備と伝習生の養成 33
   (一)音楽取調掛、最初の蔵書 33
   (二)音楽取調掛における最初期の楽器状況 35
   (三)音楽取調掛最初の入学者 36
   (四)音楽取調掛授業課目表 明治十四年十月作成 39
   (五)音楽取調掛規則および教則 明治十六年 44
   (六)各府県派出音楽伝習生の募集 59
   (七)音楽取調掛における音楽教育の経過報告 明治十七年、報告者 伊澤修二 63
    参考資料Ⅰ 中村専『和声学ノート』 65
    参考資料Ⅱ 試験問題 明治十六年~十八年より 88
   三 教材の出版 91
   (一)『唱歌掛図』および『少学唱歌集』の出版、『幼稚園唱歌』出版 91
   (二)音楽書の出版 明治十六年~十七年 110
       『音楽問答』『楽典』『音楽指南』 111
   四 楽器の改良および試作 111
   (一)「楽器試製改造及ビ模造ノ事」 112
   (二)「学校用楽器ノ適否研究ノ事」 115
   五 伊澤修二の示論 116
   六 音楽取調掛における調査および研究 123
   (一)「諸種ノ楽曲取調ノ事」 123
   (二)「内外音律ノ異同研究ノ事」 125
   (三)「本邦音階ノ事」 128
   (四)「希臘音律ノ事」 131
   (五)「音楽沿革大綱」 135
   (六)「明治頌撰定ノ事」 145
   (七)「俗曲改良ノ事」 159
   (八)「音楽ト教育トノ関係」(伊澤修二の論説) 164
   七 英文『音楽取調掛成績申報書』明治十七年二月 167
     EXTRACTS FROM THE REPORT on the RESUT OF THE INVESTIGATIONS CONCERNING MUSIC
   八 英米における博覧会への参加 189
   (一)イギリス、ロンドン万国衛生博覧会への参加 189
   (二)アメリカ、ニューオーリンズ綿百年期博覧会への参加 191
   (三)イギリス、ロンドン発明品博覧会への参加 193
   九 音楽取調掛の演奏会 197
   (一)「明治十四年七月七日音楽取調掛期末試業略記」 197
   (二)「明治十五年一月三十日及三十一日昌平館ニ於テ音楽取調報告ノ節唱歌並音楽演習手続書」 198
   (三)明治十五年七月一日メーソン送別演奏会 213
   (四)「明治十六年一月二十二日エッケルト氏来所ニ付演楽手続書」 213
   (五)「明治十六年七月十一日期末演習会」 213
   (六)「明治十七年一月二十三日大木文部卿巡視につき本掛事業供閲」 214
   (七)明治十七年五月十日月次演奏会 214
   (八)「明治十七年五月十二日京都府吏員等参観ニ付演習曲目」 215
   (九)明治十七年六月十四日月次演奏会 215
   (十)「明治十七年十月九日東京府外十二県連合学事協会員参観ニ付演奏手続」 216
   (十一)「明治十七年十月十一日司法省雇佛国人アッペール氏参観ニ付演奏曲目」 217
   (十二)「明治十七年十月十六日嶋津珍彦外九名参観ニ付演奏手続」 217
   (十三)「明治十八年一月十七日月次音楽演習会演奏曲目」 218
   (十四)明治十八年六月八日ヴァイオリン奏者モーレルを招待して音楽演習会開催 218
   (十五)「明治十八年七月二十日午後二時ヨリ上野公園地内文部省新築館ニ於テ音楽取調所卒業演習会」 219
   (十六)明治二十年二月十九日音楽取調掛最後の卒業演奏会 223
   (十七)明治二十年七月九日音楽取調掛演奏会 227
 第三節 音楽取調掛を支えた人々 229
   一 外国人教師 229
   (一)ルーサー・ホワイティング・メーソン Luther Whiting Mason 229
   (二)フランツ・エッケルト Franz Eckert 245
   (三)ギョーム・ソーブレット Guilllaume Sauvlet 247
   二 音楽取調掛員 250
   伊澤修二 250
   山勢松韻 262
   内田彌一 263
   岡倉覺三(天心) 264
   神津專三郎 265
   瓜生繁 268
   奥山朝恭 269
   宮内省式部寮雅楽課伶人 269
    芝葛鎭 272
    上眞行 273
    奥好義 278
    辻則承 279
    多久隨 280
    多忠廉 280
    多忠孝 281
第二章 明治時代の東京音楽学校 283
 第一節 音楽学校の設立 285
   一 音楽学校の設立に至るまで 285
   二 創草期の東京音楽学校 287
   三 新築校舎の落成 290
   四 帝国議会開院 294
第二節 東京音楽学校存廃論争 297
   一 音楽学校存廃論争の経緯 297
   二 関連資料 337
   三 『明治廿四年以降帝国議会関渉綴』 379
   四 この時期の演説 396
第三節 高等師範学校附属から再独立へ 407
 第四節 規則およびカリキュラムの変遷 429
   一 規則 429
   二 カリキュラム 461
〈参考資料〉 469
第五節 第二代東京音楽学校校長村岡範為馳の音楽論説 472
第六節 上原六四郎「音響学」講義録 484
第七節 『祝日大祭日唱歌』歌詞・楽譜の選定 498
第八節 中等唱歌教科書の出版 506
第九節 外国人教師 履歴とその活動 511
   (一)ルードルフ・ディットリヒ Rudolf Dittrich 511
   (二)ラファエル・フォン・ケーベル Raphael von Koebel 522
   (三)アウグスト・ユンケル August Junker 532
   (四)ノエル・ペリー Noël Peri 535
   (五)アンナ・ラール Anna Laehr 535
   (六)ヘルマン・ハイドリヒ Hermann Heydrich 536
   (七)シャルロッテ・フレック Charlotte Fleck 537
   (八)ルドルフ・ロイテル Rudolph Ernest Reuter 538
第十節 グルック作曲「オルフォイス」の上演 541
 第十一節 東京音楽学校評 555
楽譜資料 15
 音楽取調掛編纂『唱歌集』初編 明治十四年 15
 音楽取調掛編纂『唱歌集』第二編 明治十六年 19
 音楽取調掛編纂『唱歌集』第三編 明治十七年 21
 音楽取調掛編纂『幼稚園唱歌集』 明治二十年 27
 東京音楽学校編纂『箏曲集』 明治二十一年 31
 東京音楽学校編纂『中等唱歌集』 明治二十二年 52
 東京音楽学校編纂『中学唱歌』 明治三十四年 58
 東京音楽学校編纂『中等唱歌』 明治四十二年 69
東京音楽学校出版目録 明治二十二年~四十二年 14
参考文献 14
人名索引 1
奥付

第二巻

第ニ巻(PDFリンク) ページ
中表紙
口絵
ごあいさつ
東京芸術大学百年史刊行にあたって
まえがき
凡例
目次
年譜——大正・昭和の東京音楽学校(大正元年~昭和二十七年三月)—— 1
第三章 大正・昭和の東京音楽学校 9
 第一節 規則・カリキュラム・雑則の変遷 11
  一 規則・カリキュラム(明治四十二年~昭和二十四年三月) 11
   (一)明治末 11
   (二)大正年間 26
   (三)昭和二年度~十年度 63
   (四)昭和十一年度~十五年度 103
   (五)昭和十六年度~二十年終戦 140
   (六)終戦後 186
  二 諸掛規程(明治四十年~昭和二十四年) 216
  三 諸規程、細則、雑則 224
 第二節 昭和のおもな出来事 270
  一 昭和初期~十五年 270
   (一)創立五十周年記念事業(昭和四年十一月) 270
   (二)始業式校長訓辞(昭和五年四月) 277
   (三)皇太后陛下行啓演奏会関連(昭和五年六月) 280
   (四)思想問題関連 284
   (五)邦楽科設置関連 297
   (六)師範科卒業生に関する校長訓話(昭和十四年) 305
   (七)創立六十周年記念行事(昭和十五年十一月) 307
   国家行事への参加 314
   (一)大礼奉祝関連 314
   (二)紀元二千六百年奉祝関連 319
  二 昭和十六年~終戦 334
   (一)軍隊の校舎使用に関する文書(昭和十六年七月、八月) 334
   (二)繰上げ卒業式学校長式辞案(昭和十六年十二月) 335
   (三)入学者銓衝における外国語の取扱い(昭和十七年九月) 335
   (四)昭和十八年度修業年限の臨時短縮(昭和十七年十二月) 336
   (五)第五十五回卒業式における学校長式辞(昭和十八年九月) 338
   (六)金属類非常回収(昭和十八年十月) 339
   (七)学校長による壮行の辞(昭和十八年十一月) 339
   (八)昭和十九年度修業年限の臨時短縮(昭和十八年十二月) 340
   (九)昭和十九年度入学試験 341
   (十)試業に関する注意(昭和十九年二月) 342
   (十一)学徒の軍事教育教化要綱(昭和十九年二月) 342
   (十二)入営または入団する学生生徒の取扱い(昭和十九年六月) 345
   (十三)学校工場化に伴う土地建物貸付(昭和十九年七月) 346
   (十四)官庁建造物の電線等の転用(昭和十九年九月) 347
   (十五)第五十六回卒業式における学校長式辞案(昭和十九年九月) 348
   (十六)学校建物借り上げ使用 349
   戦時下関連事項 353
   (一)学徒動員 353
   (二)陸軍軍楽隊への入隊 374
  三 戦後の収拾から新制大学へ 399
   (一)終戦直後の卒業式における学校長式辞(昭和二十年九月) 399
   (二)文部省との往復文書 400
   (三)昭和二十一年九月の教授会記録の一部 406
   (四)文部省より女子生徒用夏服配給の文書(昭和二十一年九月) 406
   (五)昭和二十二年一月の教授会議事録 407
   (六)昭和二十二年二月の教授会議事録より学制改革案 410
   (七)第五十八回卒業式(昭和二十二年三月) 415
   (八)戦後の住宅事情による校内居住の資料 415
   (九)第六十回卒業式(昭和二十四年二月) 417
   (十)「母校だより」(『同声会報』より) 418
   戦後の学校行事 427
   (一)第一回芸術祭 427
   (二)創立七十年記念行事 436
 第三節 入試問題および関連資料 448
  一 明治末 448
   (一)入試問題 448
   (二)関連資料 452
  二 大正年間 455
   (一)入試問題 455
   (二)関連資料 463
  三 昭和 479
   (一)入試問題 479
   (二)関連資料 508
 第四節 調査研究、事業など 553
  一 邦楽調査掛 553
   (一)邦楽調査掛概況 553
   (二)調査報告書 581
   (三)議事録 619
   (四)記譜法 660
   (五)採譜 696
   (六)録音 701
   (七)演奏会 708
   (八)出版 724
   (九)図書展覧会 738
   (十)関係者一覧 746
  二 唱歌編纂掛 749
   (一)参考資料 一 750
   (二)参考資料 二 772
  三 楽語調査掛 784
  四 東京音楽学校出版目録(明治四十五年~昭和十七年) 820
  五 東京音楽学校演奏および作曲によるSPレコード 822
  六 東京音楽学校学友雑誌『音楽』 857
  七 作曲依頼関係書類 962
  八 第四臨時教員養成所 1052
   (一)第四臨時教員養成所の設置について 1053
   (二)第四臨時教員養成所の規則・カリキュラムなど 1053
   (三)第四臨時教員養成所の生徒について 1062
   (四)第四臨時教員養成所の職員について 1064
   (五)第四臨時教員養成所の思い出 1066
  九 上野児童音楽学園 1070
   (一)年譜 1073
   (二)関係記事 1075
   (三)校舎使用継続に関する書類 1119
   (四)回想二篇 1120
 第五節 教職員 1123
  一 歴代校長 1123
   (一)茨木淸次郎 1123
   (二)村上直次郎 1124
   (三)乘杉嘉壽 1126
   (四)田中耕太郎 1164
   (五)小宮豐隆 1165
  二 外国人教師 1209
   (一)ハインリッヒ・ヴェルクマイスター Heinrich Werkmeister 1209
   (二)ハンカ・ペツォルト Hanka Petzold 1214
   (三)パウル・ショルツ Paul Scholz 1220
   (四)グスタフ・クローン Gustav Kron 1222
   (五)マルガレーテ・ノトケ=レーヴェ Margarete Netke-Löwe 1223
   (六)ヨセフ・カガノフ(レオニード・コハンスキー) Josef Kanganoff (Leonid Kochanski) 1224
   (七)シャーレス・ラウトルップ Charles Lautrup 1226
   (八)ロベルト・ポラック Robert Pollak 1230
   (九)レオ・シロタ Leo Sirota 1236
   (十)クラウス・プリングスハイム Klaus Pringsheim 1239
   (十一)ヘルマン・ヴーハープフェニヒ Hermann Wucherpfennig 1245
   (十二)マリア・トル Maria Toll 1251
   (十三)パウル・ヴァインガルテン Paul Weingarten 1253
   (十四)アレキサンダー・モギレフスキー Alexander Moguirewsky 1262
   (十五)レオニード・クロイツァー Leonid Kreutzer 1266
   (十六)ヘルムート・フェルマー Hermut Fellmer 1273
   (十七)リア・フォン・ヘッセルト Ria von Hessert 1279
   (十八)マンフレッド・グルリット Manfred Gurlitt 1281
   (十九)ディーナ・ノタルジャコモ Dina Notargiacomo 1291
  三 日本人教師 1293
鳥居忱/幸田延/小山作之助/橘絲重/島崎赤太郎/賴母木こま/今井新太郎/安藤幸/田村虎藏/神戸絢/岡野貞一/楠美恩三郎/富尾木知佳/吉川やま/藤井環/久野ひさ/中田章/吉丸一昌/南能衞/高野辰之/田村寛貞/本居長世/信時潔/澤崎定之/立松フサ/萩原英一/高折宮次/小倉末/宇佐美ため/眞篠敏夫/長坂好子/川上きよ/武岡鶴代/田中規矩士/梁田貞/齋藤靜子/福井直俊/澤崎秋/遠山つや/片山頴太郎/木下保/橋本國彦/宮城道雄/井上武雄/太田太郎/藤波重男/淺野千鶴子/中能島欣一/岩崎吉三/城多又兵衞/平原壽惠子/山田抄太郎/伊藤武雄/黑澤愛子/遠藤宏/下總覺三/細川碧/水谷達夫/中村ハマ/金子登/柴田睦陸/鈴木正三/山本力/酒井弘/中山冨士雄/秋元道雄/池内友次郎/宅孝二/野邊地瓜丸/長谷川良夫/矢田部勁吉/田村宏/梶原完/畑中良輔/田尾一一/伊藤裕
 第六節 敷地建物の変遷 1353
 第七節 新聞雑誌などに見る東京音楽学校関連記事 1377
  一 大正 1377
  二 昭和 1394
 第八節 東京音楽学校を語る 1488
  一 聞き取り調査による記録 1488
  二 『同声会会報』その他より 1523
  三 『回顧特集号』より 1536
 巻末資料 東京音楽学校職員一覧および在職年表 1543
  一 東京音楽学校職員一覧 1545
  二 東京音楽学校職員在職年表 1580
口絵卒業写真資料 2
参考文献 1
人名索引
奥付