7/29(日)にこちらのHPでもお知らせしてきました
戦没学生のメッセージⅡ
トークイン・コンサート「戦時下の音楽~教師と生徒」
が開催されました。
昨年に引き続いての開催となりましたコンサートは
台風12号の影響も不安視される中、約400名のお客様にご来場いただきました。
今年は、昨年も取り上げました戦没学生4名(鬼頭恭一・草川宏・葛原守・村野弘二)の作品に加え、
東京音楽学校の教員4名(信時潔・橋本國彦・下総皖一・細川碧)の作品を加えた全11曲が演奏されました。※順不同
前半が歌曲や室内楽、そして後半では今年の目玉とも言えるコーラスとオーケストラの曲が披露されました。
草川宏さんの《昭南島入城祝歌》は作曲家の高橋宏治さんの補作を加えながら完成した作品です。
戦没学生たちの遺した楽譜から、また新しい音楽が生まれた瞬間だったと思います。
また、コンサートは先に行われましたシンポジウムにもご登壇いただきました慶應義塾大学教授の片山杜秀先生に
戦時下の時代背景などを解説いただきながら進行しました。
シンポジウムに続き、内容の充実したコンサートになったのではないかと思います。
大学史史料室ではこれからも作品の発掘、調査を継続して行い、こういった貴重な資料の公開に向け活動をしてきます。
シンポジウム・コンサートにご来場くださりました皆様、本当にありがとうございました。
なお、今回のシンポジウム・コンサートの展示品、写真の一部は9月に
芸祭2018の特別展示として大学史史料室にて展示予定です。ぜひこちらにも足をお運びください。