毎日蒸し暑いですね。。この時期史料室では、除湿機とエアコンを駆使しながら史料の状態を守るのに必死です。

 

前回の投稿でご案内したように、

8/7(土)「戦没学生のメッセージⅢ 戦後76年 里帰りコンサート」とタイアップし、8/1(日)-8/12(木)の期間

旧奏楽堂で戦没学生とその学友らに関するSP展示を行います。(情報詳細は、本記事の最後に)

 

自筆譜など貴重な史料を厳選してお送りします。今回初出し資料もありますよ!!!!

 

 

大学史史料室のスタッフたちが準備に四苦八苦している展示資料を、ちょっとだけ覗いてみましょう。

(当室ではキャプションからパネルまで、スタッフ皆で一から作っています♥)


今回演奏会でも取り上げられるのは、この8人です。

葛原守、鬼頭恭一、草川宏、村野弘二、中田喜直、畑中良輔、大中恩、團伊玖磨

 

戦没学生と学友たちが「こころの故郷」である旧東京音楽学校奏楽堂で再開するコンサートに合わせ、この展示では、彼らの学校生活や学生らしい素顔に迫ろうとしています。


具体的には・・・戦没学生の演奏曲の自筆譜、家族にあてた葉書、講義ノートなどの個人史料とともに、学生生活を想像させる写真など。

また学校側史料として、当時の一大行事であった満洲建国十周年奉祝の演奏旅行の記録や作曲の学生の試験課題などもご紹介します。

 

 

鬼頭の海軍帽章[約70×70]

 

葛原のA5サイズのノート。葛原が本科3年次に美学の授業で使っていたと見られる。

 

葛原のB5サイズのリングノート。中は五線で、同じ題名の小品(習作?)《犬と雲》が2パターン書かれている。展示では、2パターンの中身を大公開!

 

 


……と、続きは展示室で!!!!!!

 

遠方への移動の難しい昨今。

今年もまもなく8/15の終戦の日を迎えます。

上野の森で、戦没学生と学友たちの音楽に耳を傾け、彼らの学生時代を伝えるの史料たちに会いにいらっしゃいませんか。

 

皆様のご来場をお待ちしております。

 

展示会期:2021年8月1日(日)〜8月12日(木)

場所:台東区立旧東京音楽学校奏楽堂 第1展示室 (〒110-0007 東京都台東区上野公園8−43)

公開日:日、火、水曜日およびホール使用がない日の9:30〜16:30

入館料:一般300円、小・中・高校生100円