4月から継続的に問合せをいただいていた研究の成果物が、ミュンヘンのラルフ・アイジンガー氏(Dr. Ralf Eisinger)より届きました。
昭和6~12(1931~37)年に東京音楽学校で教鞭をとったクラウス・プリングスハイムに関するご著書です。
Eisinger, Ralf. Klaus Pringsheim aus Tokyo: Zur Geschichte Eines Musikalischen Kulturtransfers. München: IUDICIUM Verlag GmbH, 2020.
本文中の図版には多くの所蔵写真のほか、こちらの2019年12月blog記事でご紹介した木下保先生資料もさっそく活用されています。
Eisinger, op.cit., pp.84-85. 音楽学校校舎や旧奏楽堂、指揮をするプリングスハイムの写真などが掲載されたページ
Eisinger, op.cit., p.86. 木下保氏資料(1937年《マタイ受難曲》日本初演時の写真)の掲載ページ
ご寄贈ありがとうございました。
日々増えていく所蔵資料・寄贈資料を幅広くご活用いただけるよう、今後も地道に保存・整理を続けていきます。