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こんにちは。大学史史料室(旧制東京音楽学校部門)です。

3月14日(金)に本学音楽学部楽理科教授の塚原康子先生の最終講義が無事に終了いたしました。大学史史料室は講義会場入り口付近のスペースで関連資料のミニ展示を行いました。

塚原先生は23年間楽理科で教鞭をとられ、研究者としても多大なご功績を挙げられました。歴代の史料室スタッフのなかにも在学中に日本音楽史の授業やゼミなどでお世話になった者がたくさんいます。また、当室が音楽学部・音楽総合研究センターの所属であった際には、先生がセンター長を務めていらっしゃったため、大変お世話になりました。

 

先生がライフワークとして長年研究に取り組まれ、今回の最終講義「近代日本の音楽史料を求めて――宮廷・軍・学校と音楽」でもとりあげられた2種類の資料群、明治期の宮廷の雅楽に関する「芝葛鎮関係資料」と海軍軍楽隊の音楽に関する「吉本光蔵関係資料」を展示し、講義の前後にたくさんのお客様にご覧いただきました。

 

「吉本光蔵 肖像画」 =大学史史料室所蔵

 

吉本光蔵の肖像画は、講義開始時に会場内へ移動させ、皆様には眺めながら講義をお聴きいただきました。まるで吉本光蔵さんも一緒に先生の講義を聴いていらっしゃるかのようでした!

 

吉本光蔵関係資料より「ベルリン日記」と『明治37年日記』 =大学史史料室所蔵

 

芝葛鎮関係資料より『明治四辛未 記録』(左)、「御楽器目録 明治十九年五月調」(中央奥)、「〔律呂図〕奉紙包」(右)=本学附属図書館所蔵    「メーソン・中村専・伶人の写真」(中央手前)=大学史史料室所蔵
展示の様子

 

たくさんの方にご覧いただきました

 

塚原康子先生のご退任を心よりお祝い申し上げます。

そして貴重な資料をいくつも大学史史料室に託してくださり、まことにありがとうございます。

 

大学史史料室では吉本光蔵関係資料の整理を進めております。

資料リストを近々公開する予定ですので、皆様どうぞお楽しみに!

 

大学史史料室