こんにちは。大学史史料室です。
10月28(土)にシンポジウム「戦争とアーカイヴ」が開催されます。当室より学術研究員2名も登壇予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。
【概要】
未来創造継承センター シンポジウム「戦争とアーカイヴ」
◆日時 10月28日(土)12:00〜17:00
◆会場 国際交流棟 3階 コミュニティーサロン
◆料金 無料 ※要予約、先着50名
申し込み詳細はこちらからご確認下さい。
◆プログラム
第1部「戦没学生は音楽で何を残したのか」
12:00〜14:45
登壇者:大石泰(本学元演奏藝術センター、名誉教授)
橋本久美子(大学史史料室 元学術研究員)
仲辻真帆(大学史史料室 学術研究員)
橋本かおる(同)
楠田健太(演奏藝術センター 准教授)
司 会:毛利嘉孝(未来創造継承センター長/大学院国際芸術創造研究科 教授)
酒井絵美(未来創造継承センター 特任助教)
第2部「戦争を記憶すること・記録すること」
15:00〜17:00
登壇者:高山明(演出家、大学院映像研究科 教授)
藤井光(アーティスト)
司 会:毛利嘉孝
平諭一郎(未来創造継承センター 准教授)
(主催メッセージ)
東西冷戦終焉の後、グローバルな資本主義市場によって統一されるかのように見えた世界が再び分裂し始めています。ロシアによるウクライナ侵攻はその端的な例ですが、米中関係や朝鮮半島の政治的緊張の高まり、ミャンマーなどの軍事クーデターと権威主義的国家の勃興、そしてアフリカの終わらない内戦の拡大をみると、「戦後」という枠組みが終焉し、世界的な規模で再び「戦前」が到来しつつあるようにも感じられます。
「戦争」は「災害」とならんで常にアーカイヴの対象でありつづけました。特に芸術はアーカイヴの手段であると同時に、積極的にその経験と記憶を伝えるメディウムとして重要な役割を果たしてきました。本シンポジウムでは、「戦争とアーカイヴ」をテーマにアーカイヴの現在と未来を考えます。第1部では、本学で2017年からこれまで定期的に開催してきた戦没学生の音楽作品に関する取り組みをご紹介し、第2部は、現代美術や演劇、パフォーミング・アーツによる戦争のクリエイティブ・アーカイヴの可能性についてお聞かせいただきます。
一般の方も含め、どなたでもご参加いただけます(先着50名)。準備の都合上、参加予定の方は上記をご一読の上、お申し込みください。
主催公式HP(東京藝術大学未来創造継承センター):