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東京藝大・演奏藝術センターで、太平洋戦争戦没学生の音楽作品を発掘・調査し、現代に彼らのメッセージを実際の音としてよみがえらせるコンサートを開催!

 

現代に彼らのメッセージを実際の音としてよみがえらせ、コンサートを開催!

クラウドファンディングReadyforにて300万円の資金調達を開始。

昭和18年10月21日 明治神宮外苑競技場での出陣学徒壮行会で演奏する東京音楽学校生徒

 東京藝術大学の演奏藝術センターは、太平洋戦争戦没学生の音楽作品の発掘・調査費用の資金調達のため、2017年4月6日よりクラウドファンディングのプロジェクトを開始いたします。本プロジェクトは、日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を活用、目標金額300万円を目指し6月30日(金)23:00まで支援募集を行います。
(プロジェクトページ)

 

1.本プロジェクトについて

今回のクラウドファンディングでは、昭和18年に太平洋戦争で戦地に赴き、命を落とした藝大の前身である東京音楽学校の学生の音楽作品を現代によみがえらせます。卒業を待たずに、戦地へ行かざるを得なかった遺言ともいえる彼らのメッセージをコンサートやパネル展示で多くの人に届けてまいります。

戦没学生の作品の発掘調査は既に始まっており、作品として演奏可能なもので数えると約40の楽譜をご遺族のご協力のもとお預かりしています。発掘のプロセスとしては、大学に残っている卒業名簿などの記録から、当時の学生たちの消息を調べ、その学生が戦没者だと判明すれば、ご遺族を探します。そして、運よく譜面が見つかれば、メモや下書きをつなぎ合わせ、譜面以外の書簡や個人の日記をお借りしつつ、作品の全体像を推測していきます。今回のクラウドファンディングプロジェクトは、演奏会を行うことが最終目標ではなく、官立の唯一の音楽学校として、戦時下の学生が何を学び、どのように戦地に征ったのか。世の中の多くの人が戦後生まれとなった今こそ、藝大の130年の歴史を今一度振り返り、末永く活用されるアーカイブを構築したいと考えています。また、これを契機に地方の大学とも連携した調査・研究が進むことにより、記録にも残っていない戦没学生たちの消息を明らかにしていきたいと思っています。

童謡「夕焼小焼」の作曲者・草川信さんのご長男、草川宏さんの授業ノート。

2.東京藝術大学 戦没学生音楽作品発掘調査プロジェクトについて

プロジェクトタイトル︰「戦没学生の音楽作品よ、甦れ!楽譜に命を吹き込み今、奏でたい。」

URL︰https://readyfor.jp/projects/geidai130-senbotsu

目標金額︰300万円

募集期間︰2017年4月6日(木)〜2017年6月30日(金)23時

 

3.コンサート・イベントについて

開催日:2017年7月30日(日)

プログラム
シンポジウム(11:00~13:00)
トークイン・コンサート(14:00~17:00)
パネル展示(開場時間10:30から終演まで)

 


【READYFOR株式会社について】

READYFOR株式会社は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をミッションに日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を運営しています。クラウドファンディングとは、インターネット上でやりたいことを発表し、それに共感した不特定多数の方から少額の資金を集める仕組みです。6100件以上のプロジェクトを掲載し、25万人から38.7億円以上の資金を集め、国内最大のクラウドファンディングサービスとして、中学生から80代の方まで幅広い方々の夢への一歩をサポートしています。平成28年6月にはサービス産業生産性協議会が主催する第1回日本サービス大賞優秀賞を受賞。

平成27年12月には寄附型クラウドファンディング「Readyfor Charity」を、平成28年12月には地方自治体向けのガバメントクラウドファンディング「Readyfor ふるさと納税」を開始。

 

【本件に関するお問い合わせ】

東京藝術大学 演奏藝術センター教授:大石奏

mail:ohishiy@ms.geidai.ac.jp

 

READYFOR株式会社

担当者:大久保彩乃

TEL:03-6801-5767

mail:press@readyfor.jp