2020年1月27日、大学史史料室のホームページに新たなコンテンツが加わりました。
このたび追加された資料は『外國人教師關係書類』です。
大学史史料室に保管されている『外國人教師關係書類』は5冊の文書綴から成り、
最初の記録は明治18(1885)年、最後の記録は昭和24(1949)年となっています。
現在公開されているのは5冊のうちの2冊目で、明治32(1899)年から大正11年(1922)年の書類綴です。
他の4冊も準備が整い次第公開予定ですので、どうぞご期待ください。
5冊の書類綴に記載されている外国人教師は43名にのぼります。
※全員の氏名は こちら でご覧いただくことができます。
公開中の書類綴はアウグスト・ユンケル August Junker (1868〜1944)など15名の外国人に関する文書です。
『外國人教師關係書類』には、東京藝術大学音楽学部の前身である音楽取調掛と
東京音楽学校が雇用してきた外国人教師たちの履歴書や契約書が含まれています。
和文、英文、ときどき独文、手書き、タイプ打ち…様々な文書が見受けられます。
史料に記された情報は近代日本の音楽事情を伝える重要なものです。
実際に原史料をご覧いただくと、加筆修正の形跡なども確認することができ、
よりいっそう実感をもって内容を理解できるかもしれません。
眺めているだけで、書類が記された当時へとひきこまれていきそうです。
このたび、史料画像とともに 付帯情報(メタデータ) も公開しました。あわせてご活用ください。
なお、大学史史料室では昨年(令和1/2019年)、「音楽取調掛と東京音楽学校の外国人教師たち」
というタイトルのパネルを作成しました。
史料室にお立ち寄りの際には、こちらのパネルもぜひご覧ください。