2019年度 最初のご報告です。

 

このたび、大学史史料室のホームページに

戦時音楽学生Webアーカイブズ「声聴館(せいちょうかん)」

を開設いたしました。

 

「声聴館」は、戦時中、東京音楽学校に在籍した音楽学生の譜面、日記などの資料を

ご遺族のご協力のもと蒐集・整理し、公開していく場で、

2017年よりスタートした「戦没学生のメッセージ」プロジェクトの成果も反映されています。

 

名称の募集・決定につきましては、別の記事でお知らせさせていただきましたように、

(名称募集について→ https://archives.geidai.ac.jp/1619/ 名称決定について→ https://archives.geidai.ac.jp/1789/)

「声聴館」には、耳を澄ませて戦没学生のく、という想いが込められています。

 

現在は、葛原守氏、鬼頭恭一氏、草川宏氏、村野弘二氏にかんする資料を公開しています。

資料の中には、オペラの自筆譜のような楽譜もあれば、

音楽史のノートのように、当時の音楽教育内容をうかがい知ることのできる資料もあります。

村野弘二 オペラ《白狐》より        第2幕第3場〈こるはの独唱〉

 

葛原守 「音楽史」ノート

 

今後、こちらのWebアーカイブズの充実をはかっていきたいと考えておりますので、

みなさまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。