三回続けて新しく寄贈されました資料のご紹介です!!
今回は著者であり、東京藝術大学の元特任教授の瀧井敬子先生よりご寄贈いただきました!
「夏目漱石とクラシック音楽」
です!!
瀧井敬子先生の著書には、『漱石が聴いたベートーヴェン』(中公新書)、共著に『オペラ学の地平』(彩流社)、『幸田延の滞欧日記』(東京藝術大学出版会)、校訂編著に『森鷗外訳オペラ「オルフエウス」』『ゼッキンゲンのトランペット吹き』(紀伊國屋書店)、訳書には『謎のヴァイオリン』(H.ミュラー著、新潮社)、『大作曲家の和声』(D.モッテ著 シンフォニア)、『大作曲家の対位法』(同)など。論文、新聞・雑誌への寄稿も多数あります。
全10章からなる本書は、「東京音楽学校が初めてチケットを販売した定期演奏会」(第三章、第二節)、「漱石が上野で聴いたハイカラの音楽会」(第八章、第一節)といったタイトルの節だけでなく、漱石の時代の東京音楽学校に随所で言及しています。ハイカラ好みの先進的な人々にとって、東京音楽学校の演奏会は時代の象徴でもあったのでしょう。
ケーベル(同校嘱託講師、東京帝国大学傭外国人教師)、ユンケル(雇外国人教師)、クローン(雇外国人教師)、ロイテル(嘱託講師)、ペッツォルト(雇外国人教師)、幸田延、幸田幸、久野久子、小松耕輔など、多彩な顔ぶれが登場します。
今回、瀧井敬子先生より『夏目漱石とクラシック音楽』を二冊ご寄贈いただきました!
通常、大学史史料室では、資料の貸出は行っておりません。
しかし、この資料に限っては一時持ち出しも可能となりました!
たくさんの方にこちらの書籍を目にしていただければと思います!
書籍情報
「夏目漱石とクラシック音楽」
瀧井敬子 著
毎日新聞出版
ISBN : 978-4-620-32498-2
定価 : 本体2,500円(税別)
著者プロフィールはコチラを参照
出版社からの情報はコチラ