久々の更新となりました!
最近、大学史史料室に寄贈いただきました資料をご紹介します!!
長野県の信濃教育会より昭和33年に刊行されました
「伊沢修二選集」
こちらは伊那市在住の三澤純子様よりご寄贈いただきました。
そして、同じく信濃教育会が発行しており、132年という日本一長寿の学術図書月刊誌
「信濃教育 第972号(特集:伊沢修二の人と業績)」
こちらは信濃教育会よりご寄贈いただきました。
以上の2点です!
伊沢修二(いさわしゅうじ、旧字体:伊澤、1851年7月27日-1917年5月3日)
嘉永4 (1851) 年信州高遠藩生まれ。明治8 (1875) 年師範学科調査のためアメリカに留学し、ボストンの音楽教育家L. W. メーソンに音楽(唱歌)を学んだ。その後、目賀田種太郎等と連名で音楽取調掛創設を建議し、明治12〜18 (1879〜1885) 年音楽取調掛御用掛、明治21〜24 (1888〜1891) 年東京音楽学校初代校長を務めた。近代日本の教育界にも多方面で先駆的な役割を果たし、後年は小石川に楽石社を創設、言語教育とくに吃音矯正事業に尽力した。写真はアメリカ留学の頃。提供:Dr. Bruce D. Wilson, Curator ABA Research Center Hornbake Library, University of Maryland
(こちらでは詳しい年表を見ることができます!→伊澤修二研究委員会)
どちらも近代音楽教育の第一人者である伊沢修二先生の功績、業績をまとめたものです。
「伊沢修二選集」は約1100頁にわたり、伊沢氏に関わる文献がまとめられており、氏の多岐にわたる日本教育への貢献がみてとることができます。(当初800頁での刊行予定がその文献の多さから300頁も増えたそうです…!)
また、「信濃教育」は伊沢氏と関わりのあった人物による評伝や研究などが掲載されています。
半世紀近く前の刊行物ですが、非常に状態がよく、スタッフ一同驚いておりました。
現在も続いているというこちらの「信濃教育」、平成30年3月で1576号を迎えたそうです!
どちらの資料も今後寄贈資料リストに追加用です。
また、ご予約をいただければ閲覧可能となっております!
お問い合わせ、お待ちしております!