先日、大学史史料室に新しい資料が寄贈されました。
1926年1月に叢文閣版より出版されました
ロマン ロラン著、高田博厚譯 「ベートオヱ゛ン」(右) と
大正13年(1924年)に東京音楽学校にて行われた
秋季大演奏會 「演奏曲目解説及歌詞」の冊子(右) です!
寄贈者である森広成様のお父様がお持ちになっていたものだそうです。
ロマン・ロラン Romain Rollandは19〜20世紀にかけて活躍したフランスの作家で、彼の全集や単行本は現在もなお日本語訳に直され出版されています。こちらは1926年のものですので、大変貴重なものです。
曲目解説及歌詞の冊子には、現在の演奏会プログラムと同じように解説が詳しく書かれています。
なお、この演奏会で演奏されたのはバッハのカンタータ、ブラームスのリート、そしてベートーヴェンの第九です。
歌詞は原語が掲載されており、交響曲は各章についての解説など、かなり詳しく書かれています。
譜例なども見られ、とても興味深い資料となっています。
こちらの資料は今後大学史史料室HPの寄贈資料リストに追加予定です!
ご予約いただけましたら閲覧も可能となっておりますので、是非お問い合わせください!!