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「戦没学生のメッセージ~戦時下の東京音楽学校・東京美術学校」は、東京藝術大学130 周年記念(スペシャル・プログラム)として行われたシンポジウムとコンサートです。東京藝術大学が130周年を迎えるのを機に、今まであまり光が当てられてこなかった戦時下の芸術、特に戦没学生の作品に焦点を当てました。美術については、長野県上田市に「無言館」という戦没画学生の作品の展示施設も作られていますが、調査の遅れていた音楽の分野で行われた画期的な試みです。本学大学史史料室を中心に行われてきた資料の調査、蒐集に基づき、戦没音楽学生の作品を実際の音として蘇らせるコンサートを開催しました。合わせてシンポジウムでは、戦没学生の消息調査の学術的意義を確認し、アーカイブのあるべき未来を探りました。戦没学生の作品は未熟かもしれませんが、その一つ一つが遺言ともいえるもので、必ずや強いメッセージを訴えかけてくるに違いありません。

https://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/57486.html

このイベントの大きな特徴はその諸経費をクラウドファンディングにより世間からいただいたご支援により賄ったことです。平成29年4月、東京藝術大学はReadyforが運営するクラウドファンディングによって、11のプロジェクトを立ち上げました。「戦没学生のメッセージ」もその一つで、目標金額300万円に対して、最終的に4,890,000円のご支援をいただくことができました。下記のプロジェクトページにて、プロジェクトの概要や折々の新着情報がご覧に慣れます。

https://readyfor.jp/projects/geidai130-senbotsu

ここに当日配布されたプログラムとその英訳を公開いたします。
シンポジウム・コンサートプログラム
2017-07-30 戦没学生のメッセージ~戦時下の東京音楽学校・東京美術学校

Tokyo University of the Arts 130th Anniversary (Special Programme)
2017-07-30 Messages from the Students who Died in Military Service

翻訳:Thomas Cressy
English Translation:Thomas Cressy