先日、史料室に

社会教育実践研究センターの國府田大(こうだだい)氏と
6名のボランティアガイドさんが大学史史料室を来訪されました。

 

数多くの文化施設が集まる「上野の山」では

毎年9月から11月にかけて芸術と文化に関する様々なイベントが一堂に会する
「上野の山文化ゾーンフェスティバル」というイベントがあります。

 

そちらのフェスティバルの一環として
ボランティアガイドさんと上野地区をまわり、
明治の名残を伝える場所を巡るツアーの一つとして東京藝術大学を紹介されるそうです。
 

 
藝大構内で明治の名残が感じられる建造物やスポットをさぐっていらっしゃいました。

國府田さんのいらっしゃる「社会教育」のセンターは藝大のすぐそばにあります。
 

これは何かのご縁でしょうか。
 
今からさかのぼること94年。
大正13(1924)年に文部省「学務局第4課」が「社会教育課」と改称されたとき、初代社会教育課長に就任したのが乘杉嘉壽(のりすぎかじゅ/かず)です。

 

乘杉は近代日本の社会教育の唱導者と称され、のちに昭和3(1928)年から20年まで東京音楽学校校長となり、音楽と社会を結び、学校を社会にひらく学校運営を展開しました。
学校見学日など設け、予約制で合唱練習を参観することができるようにし、修学旅行生の見学も受け入れるなど、学校の社会化を図りました。

 

乘杉がボランティアガイドが藝大を案内する企画を知ったら歓迎することでしょう。
 
こちらのイベントも是非ご参加ください!