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大学史史料室より新しいデジタル資料を公開しました!

 

 

今回公開した資料は

「鬼頭恭一の五線ノート」、「楽譜浄書データ」です!

 

 

 

まずは鬼頭氏のノートをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

鬼頭恭一Kyoichi KITO

大正11(1922)年6月10日愛知県生まれ。昭和17年4月東京音楽学校予科入学。翌18年4月本科作曲部に進む。作曲を信時潔、理論を橋本國彦、ピアノを水谷達夫に師事、レッスンはいずれも週2回であった。10月在学徴集延期臨時特例により学生の徴兵延期措置が撤廃され11月15日仮卒業(休学)。12月大竹海兵団に入団、三重海軍航空隊、築城海軍航空隊を経て霞ヶ浦海軍航空隊で昭和20(1945)年7月29日、開発中の日本初の液体燃料ロケット戦闘機「秋水」の飛行訓練中、同僚からの伝聞では突然前方をヘリコプターが通過し搭乗機が掩体壕に激突、殉職した。裕福な酒問屋に生まれたがピアノはなく、両親にも内緒で東京音楽学校を受験した。実家は空襲で焼失し、東京で空襲を免れた譜面と鬼頭が配属先で所持した音楽帳などが残された。

 

 

鬼頭氏の作品は2017/7/30開催の「戦没学生のメッセージ」でも取り上げましたが、

今回、ついに彼の作品の一部であるこのノートの公開となりました!

 

こちらのノートにはコンサートでも演奏された楽曲も入っております。

自筆譜をぜひご覧いただければと思います!

デジタル画像はこちらから!

 

 

 

 

 

続いて「浄書楽譜データ」についてのご紹介です。

 

先述の鬼頭氏作品から

 

  1. 鬼頭恭一『無題(アレグレット ハ長調)』

  2. 鬼頭恭一『女子学徒挺身隊』

    (※クリックするとダウンロードページへ)

 

 

これら2作品を楽譜作成ソフトFinaleで浄書したものを公開しました!

PDFファイル、Finaleファイルとして公開しておりますので、ダウンロードしてご利用いただけます。

なお、演奏会や放送など、ご利用の際にはクレジットを入れてお使いください。

例:(クレジット: 東京藝術大学 音楽学部大学史史料室)

また可能であれば、チラシや演奏会プログラム、音源などを一部ご提供いただけれは幸いです。

 

 

今後もデジタル化資料とともに浄書楽譜データについても公開予定です!

 

 

次回公開にもご期待下さい!!

鬼頭恭一氏の作品