先日、修復をお願いしていた資料が戻ってきました!
今回修復した資料は以下の3点です。
・「ラウトルップ氏送別合唱大演奏会」ポスター1点
・山田耕筰自伝「若き日の狂詩曲」書籍2点
修復作業は(有)紙資料修復工房さんに依頼しました。
ラウトルップ氏 Charles Lautrup はデンマーク出身の外国人教師で、昭和5年1月から昭和6年6月まで東京音楽学校で唱歌・管弦楽の授業を担当していました。
山田耕筰自伝「若き日の狂詩曲」については直筆原稿のデジタル化を当史料室にて行いました。
デジタルデータはこちら
ポスターは史料室内で展示も行っていたのですが痛みが酷く、書籍も表紙の状態が我々スタッフにはどうにもならない状況になっておりました。
その修復前の写真がこちら…
フラットニング、ドライクリーニング、そして薄い和紙の裏打ち、セロファンテープの除去など専門的工程を経て、
見違えるほど綺麗になって戻ってきました!
そして、専用の中性紙保存箱も作成していただきました。
(有)紙資料修復工房さんには昨年度も修復をお願いしておりました。
これらの資料の修復過程も大変興味深い資料となっております!
その過程について、この度(有)紙資料修復工房さんの許可をいただきまして報告書PDFをアップしております!
是非こちらもご覧になってみてください!!!