服部幸三先生(1924~2009)は、

バロック音楽研究の第一人者としてご活躍されました。                          ラジオで服部先生の「バロック音楽の楽しみ」をおききになっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

D.J. グラウト著『A History of Western Music(西洋音楽史)』(音楽之友社、1969〜1971)の訳者のお一人であり、他にも著書、訳書をたくさん出版なさっています。

日本音楽学会の参画にかかわられ、会長もお務めになるなど、我が国における学問領域としての「音楽学」確立に貢献されました。

東京藝術大学では、1951(昭和26)年から1991(平成3)年にかけて後進を指導されました。

(1986年からは東京藝術大学音楽学部長の任に当たりました。)

 

今回は、服部幸三先生のご遺族からご寄贈いただいた資料をご紹介いたします。

 

 

                    (資料全体を並べて撮影)                     「教授会」「楽理科部会」など、昭和55〜平成3年頃までの記録…。 藝大でいろいろな難事があった時期でした。

 

(拡大写真その1)

 

(拡大写真その2)

 

資料は合計40点です。

ご覧のとおり、丁寧にファイリングされて、それぞれラベルも張り付けられています。

ファイルに綴じられた資料には、服部先生の手書きメモも散見されます。

 

これらの資料は、服部先生が逝去されて間もない2010(平成22)に、

ご自宅から東京藝術大学へ託され、このほど史料室で受け入れたものです。

 

現在、ご寄贈いただいた資料の点検作業を進めております。

ファイル入り資料では、紙同士あるいはファイルと紙が張りついている状態になっているものも…。

今後も長期にわたって保存&利活用できるようにするため、資料の状態確認とケアが必要になります。

 

史料室での点検・整理作業が終わり次第、資料リストを公開いたします。

昭和の終わりから平成のはじめの「藝大事情」をよくご存じであった服部幸三先生!

資料公開の折りには、ぜひ資料をお手にとって服部先生の書き込みなどもご覧ください。